プライベートであれば、自分と価値観の近い人や趣味が同じ人など、付き合う人を選べるが、仕事ではそうはいかない。苦手な人とも付き合っていかなければならない。
では、さまざまなタイプの人たちと、どのように付き合っていくとよいのか。それは「相手に合わせる」である。
基本姿勢
「感情を持ち込まず」が基本である。しかし、なかなかそうもいかないのが現実ではないだろうか。
ただ、次のことを頭の隅に置いておくと、多少は感情のコントロールがしやすくなるので覚えておこう。
- 淡々と
- 粛々と
- 感謝 「ありがとう」の気持ち
- 謝る 「ごめんなさい」と言える素直な気持ち
タイプ別の対応
type1 自分でどんどん動きたい人(動ける人)
このタイプは、推進力があることが多いため、干渉されることを嫌う傾向がある。
また、仕事に対する意識も高く持っているため、社交辞令は不要と考えていることも多い。
任せてしまって、やりとりも淡々としていこう。
type2 人をサポートすることが好きな人/認められたい気持ちが強い人
このタイプは、感謝の気持ちを多めに伝えるようにしよう。
「ありがとう」のほかに「おかげで助かった」というような存在価値を高めるような言葉を
掛けるのもよい。
type3 経験不足やスキル不足でサポートが必要な人
このタイプは、こまめに連絡をしたり声掛けをしていく。また、経験不足やスキル不足なので
本人は自信がないため、自信になっていくような言葉を心掛けるとよい。
ただし、サポートが必要とはいえ、手を出しすぎることは相手のためにならない。
キャパオーバーにならないようにしながらも、成長のチャンスを潰さないよう注意しよう。
最後に
「相手に合わせる」というのは、自分を押し殺して合わせるということではない。
相手のタイプを見極めて、「どうしたら相手が能動的に動いてくれるのか?」と考えて、相手を動かしていくことである。
また、自分の労力が減り、目標達成のスピードが上がるだけではなく、相手が能動的に動いている状態なので、相手の成長スピードも上がっているのである。