トラブルの時は相手の言葉にすぐ反応しない

仕事でトラブルが起こってしまったとき、つい自分の身を守ることに目が向きがちである。そうすると、相手からのメールなどに対して、即座に反応をしてしまいたくなる。

しかし、早く解決したいと焦る気持ちと、自分を守ろうと視野が狭くなっている状態で、飛びつくように相手の言葉に反応していくと、ますます状況が悪化することになる。

ここで大事なのは、冷静になることはもちろんだが、全体像を見るようにすることである。全体像を見ることで目的が明確になる。それによって、適切な対処法をひとつひとつ考えていくことができるようになるのだ。

なぜなら、本は目次を見ることで、その本のポイントが掴みやすくなるからだ。

私は、トラブルが起きても、焦りや怒りの感情は出さないようにする。そして、相手の言葉にすぐ反応していくのではなく、まずは全体像をみながら状況を淡々と整理し、目的を明確にする。そして、対処の段取りを組み立てる。そこでようやく関係者とのやりとりを進めていく。そうすることで、無駄な工程も省けるし、目的が明確になっていることで、相手の感情にもいちいち反応せずにいられる。

トラブルは嫌なものである。しかし、少なからず仕事には付きものである。起こってしまった事実はかえられないのだ。だからこそ、目的を明確にしたうえで、焦らず対処していくことが何よりなのである。

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