逆境は、大なり小なり人生でも仕事でもやってくる。順風満帆であれば何よりだが、そうはいかない。また、人が成長するのは順風満帆なときよりも逆境のときである。結局は、逆境と向き合っていきながらいかに成長していくかが人生である。
だから、逆境とどう向き合っていけるかが大事なのである。
なぜなら、改革とは、問題に厳しい姿勢で向き合ったときしかできないからである。
あなたは、逆境のときを前向きに捉えて進んでいけるだろうか?それとも、落ち込んでくよくよ悩み、後ろ向きな考えしかできなくなってしまうほうだろうか?
目標を形にしている人とそうでない人の差は、能力の差というより“捉え方”の差であるように思う。
前向きに捉える人というのは、逆境でこそ今まで以上のパワーを発揮したり、淡々と向き合いながら、跳ね返したり、適応していったりしているものである。そして、乗り越えたときの経験が大きな武器となり、さらに成長をするのである。
歴史を振り返ってみても、その時代のリーダーたる人物が、幾度もの逆境を乗り越えてきている。そして、いまの私たちが在り、さらに私たちも逆境を乗り越えて次の時代へと歴史をつくっていくのである。
名だたる経営者たちが多くの言葉を残しているが、逆境によって成長ができたという言葉が多くある。ここからも逆境が成長のチャンスであったことを察するのは容易である。