人はどこまでもわがままな生き物である

お金持ちになりたいと思ったことはあるだろうか?お金持ちになりたい理由として、お金があれば不自由なく生活ができるし不満もないのだろうというイメージがある人も多いだろう。

しかし、とある調査では、人は年収が1,200万円までは収入が増えると幸福度も増すが、それを超えると変わらないそうだ。より多くのお金を稼げば稼ぐほどハッピーかというとそうではないのだ。

結局、人は悩みが尽きないし、欲しいモノを手に入れても満足はしないのである。

なぜなら、除夜の鐘は108回も鳴るからである。

私は、仕事をする上で“お金“は大きなモチベーションになっている。だから、より多くお金が入ってくるのならそれ以外は要らないと思っていたことがある。

あるとき、受けていた仕事が相当な大変さがあり、睡眠時間もろくに取れない状況だったのだが、ふと売上を計算してみると、節目として目標にしていた売上があとわずかで達成できることが分かった。そして、そのタイミングで、新しい仕事の依頼がきた。欲が出たのもあったが、自分へのチャレンジだという気持ちもあり、引き受けることにした。それによって目標は達成することができたのだが、その時期に不思議な感覚が自分を襲った。世の中のすべてに“熱“がまったくないという感覚だった。
そして、お金よりも・・・という気持ちになった。そのときに、人はどこまでもわがままだと思ったのだ。結局、何をしても、欲しいモノを手に入れてもわがままがでてくる。

その経験をとおして、結局わがままが尽きないのが人間ならば、環境のせいにして逃げても意味がないなと思った。環境を変えたところで、また別のわがままが出てくるのだ。それなら、置かれた環境でまずはやることを精一杯やってみたほうがいい。

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