人は万能ではない。どうしても自分では対応ができない領域の仕事はでてくる。そんなとき、時間がかかるが自分ができるように学んでみたり、誰かに依頼したり方法を考えるだろう。
私は、時間をかけてまで自分自身が学ぶ必要はないと判断した場合は、どんどん依頼するようにしている。今でこそ、迷わずに判断していけるようになったが、以前は迷うことも多かった。自分ができないことがダメなことと捉えがちなところもあったのも理由のひとつである。
では、何がきっかけで迷わず判断できるようになったのか。それは、自分が把握しておく範囲を決めるようになったからである。基準を持つことが重要である。
なぜなら、ルールは人を自由にするからだ。
私の基準は、誰かに質問をされたときに、その内容を誰に聞けばいいかを伝えられるようにしておくというものである。「私には分かりません」で終わるのではなく。「〇〇さんに聞くと分かるよ」と繋ぐ役割を果たすのだ。
このように基準を決めるとラクになる。余計なことに時間を割く必要もなくなる。そして、さらに自分が対応できないことなのに、誰かを紹介してくれるのではないかと相談をしてもらえるようにもなる。