実践しなければ何も分からないし変わらない

あなたは、夢や目標は実現できるものだと思えているだろうか?

私は、子どもの頃は夢を持っていたが、実力不足でその夢を諦めたり、世の中の理不尽さなどを知っていくうちに、夢や目標なんて叶うものではないのだと、冷めた目で世の中を見ていた。しかし、一方でラクして生きたいという気持ちも強く、一攫千金を夢見て、口先だけの夢追い人になっている時期もあった。

次から次へと夢や目標を語るだけ語って実践はしない。「あなたは、何もせずに終わりそうだね」と言われたこともある。そんなときは「これは、絶対実現する!」と反発していた。しかし、結局は何もせずに終わる。そんなことをずっと繰り返していた。世の中が悪い、人が悪い、タイミングが悪いと、それらしい言い訳ばかりを並べる。そして、成長を感じられないことや変化を感じられない不安に常に追われているという負のループの中にいた。

しかし、成長や変化をしていくには、実践をしなければならないのだ。

なぜなら、実践とは次の道筋となる結果をもたらしてくれるからだ。

本を読む、セミナーに通うなどして知識をつければ変われると思っている人がいる。しかし、知識はあくまで実践のために多少役立つだけのものである。

私は、自分のわがままをとおすために起業をした。そこで、口先だけでは生きていけない状況に身を置くことになり、不安や恐怖があろうとも実践せざるを得なくなった。失敗したこともたくさんあるが、実践すると分かることがたくさんある。また、自分が変わっていく手応えを感じることもできる。ずっと口先だけだったからこそ、実践することの重要さは強く感じている。

知識を知恵に、知恵を知性に変える努力をすること、つまりは、実践をしてこそ変わっていけるし、夢や目標が形になっていくのである。

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