感性の領域での議論は不毛である

  • 2020年12月30日
  • 2021年8月5日
  • 仕事術
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あなたが好きなデザインがどんなものだろうか?シンプル、スタイリッシュ、ラブリーなどさまざまだろう。街を歩く人のファッションを見ていても、人の好みはさまざまである。だけれども、それに良し悪しはない。その人が気に入っていればそれで良いのだ。

仕事の場面でもデザインに関する要素はたくさん出てくる。オフィスのレイアウトやホームページのデザイン、広告のデザインなど挙げたらキリがない。

そんなクリエイティブの世界では、いくつかのデザイン案のなかからひとつに決めていくのだが、この過程において起こりがちなことがある。それは、デザイナーの”いいデザイン”とクライアントの“いいデザイン”が違うことである。

しかし、デザインのかっこいい、かわいい、好き嫌いといったものは人の感性であって、ここでの戦いを繰り広げるのはどうなのかという疑問がある。感性の領域での議論をするくらいなら別のところで時間を使ったほうがいい。

なぜなら、ピカソのキュピズムは偉大なアートだからだ。

私は、WEBやDTP制作に関わっているが、人の感性は本当にさまざまだと実感する。誰もが流行りを好むわけではない。クリエイターは自身のこだわりが強くなりがちだ。それは大事な要素ではある。一方、融通が利かなくなるのは問題である。デザイナーの意向を汲みながらも、不毛な議論にならないようデザイナーと調整することを心掛けている。

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