感情的な相手に感情で応戦しない

あなたは、日頃感情をコントロールできているだろうか?すぐにカッとなって感情を剥き出しにしていないだろうか?
感情的になると、結局自分が損するだけだと分かっていても、なかなかコントロールすることが難しい。

交渉ごとを有利に進めるにあたっては、感情をいかに抑えて淡々といられるかがカギになる。何を言われても、感情を抑えることに徹するのである。

なぜなら、ブッダは超クールだからだ。

とある取引で、条件的に継続していくことが厳しく取引終了の交渉をした。
そのときの相手は、自社に問題があると分かっているものの、認めることができない様子だった。そのことは、いままでの付き合いのなかで、すでにこちらも分かっていた。そして、その非をこちらが攻めてしまうと、おそらくプライドが傷つき怒りに変わるだろうと。

話をしていくうちに、こちらの意志が変わらないことに、相手が少しずつ苛立ってきた。だが、何とか継続取引を依頼したいのか、感情を抑えてこちらを立ててきたりもする。しかし、こちらの回答は変わらない。すると、今度はこちらに非があるかのような話をしてくるようになった。

しかし、ここでこちらが感情的になったら終わりである。泥沼にハマっていくだけだ。たとえそれは違うだろうと思うことでも、その場を乗り切れば問題ないことであれば、相手の話を聞き、相手の言い分をとにかく立てる。そうやって、感情を抑え続けて対応していると、バツが悪くなったのかこちらの要望を受け入れた。そして、最後には相手から「ありがとう」という言葉も出てきた。

感情に感情でぶつかってしまうと、本来ならシンプルなことだったことが複雑化し、お互いの貶し合いに発展してしまう。無駄な争いである。

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