スポーツ選手を見ていると、できるかどうかは分からないけれど「私はできる!」という自信を持っている人が多いように思う。
見方によっては自信過剰な嫌な奴になってしまう。けれど、根拠のない自信は、困難な状況で自分を支えてくれる強い武器になる。
なぜなら、実験は根拠を証明するために、もがいてもがいて根拠を見つけることだからだ。
根拠のない自信は、自分への絶対的な信頼である。だから、うまくいかないことがあっても自分を信じて何度でも立ち上がれるのだ。
認知症治療薬を開発した杉本八郎氏が、とある番組で述べていた言葉が印象に残っている。
「根拠のある自信はロジックで崩されることがある。だけど、根拠のない自信はパッション!自分がやってやる!という気持ちで向かっていけるものだ。」
私は、子どもの頃から根拠のない自信を持っている。弱い自分に負けたくないという気持ちもあり、困難にぶつかっても、私にできないはずがない!という根拠のない自信で乗り越えられたことは多々ある。
根拠のない自信は、できるという前向きな思考をつくる。できる理由や方法を考えようとするのだ。そうすると、無理だと思っていたことが意外とできるのだ。そして、その経験を積むうちに、どうにもならないことは案外ないのかもしれないという楽観的な考え方も身についてくる。
何にでも根拠が必要なわけではないのだ。恐れずチャレンジしよう。