違和感に気づく!品質担保のために必要な校正の基本②

  • 2021年2月18日
  • 2021年6月1日
  • 仕事術
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制作物の校正は、何度も何度も校正をしているにもかかわらず、入稿ぎりぎりまで誤植など修正点がでてくる。特に10ページ以上の冊子物は入稿まで気が抜けないものである。

そこで、校正するときのコツを2つあげてみる。

1 集中状態で見る・リラックス状態で見る

ミスを見落としてはいけない!と気合を入れ、集中した状態を作り出して校正をする。
これは欠かせない。

しかし、それとは反対で、何かの合間にさっと目を通してみる、別のことをやりながら(例えば、音楽を聞きながら)パラパラと見てみるというように、リラックスした状態で校正をする。

人は集中しているからといって完璧なわけではない。ふと力が抜けた瞬間や、ぼーっとしているときに見えるものもある。

2 文章として読まない・文章として読む

文章で読んでしまいがちだが、校正のときはあえて文章と認識せずに、一語一語チェックしていくようにする。
文章で読んでしまうと、つい文脈に引っ張られてしまい、文脈に違和感がなければ、誤字脱字を見落として読み進めてしまうからである。

普段、メールを読むときに一言一句じっくり読むことは少ないだろう。よっぽど重要案件でないかぎり、無意識に感覚でニュアンスを掴んで理解しているものである。この感覚は校正では危険である。

一方で、言い回しなどの違和感を見つけるには、文章として読む必要がある。

最後に

校正は、「細かくみる」見方と「流れをみる」見方の両方で確認をするのがポイントである。

絶対にミスを出せない広告やカタログなどの制作物はもちろんのこと、日々のメールの文章や資料作成でも間違いのない品質の良いものを心掛けよう。品質は、信頼や評価に繋がっている。

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