リーダーとは感情をコントロールできてこそ責任を果たす

あなたは、感情のままに生きていないだろうか?気分がよければニコニコし、気分が悪ければイライラしたり、自分の思いどおりにいかなければ周りに当たり散らす。

感情をコントロールすることは難しい。だから、感情のままに行動している人がほとんどだ。しかし、リーダーシップが必要な立場であれば、感情をしっかりとコントロールしなければならない。とくに“負の感情”は、よりコントロールしていく必要がある。

なぜなら、リーダーとは人間的魅力を備える資質も必要だからだ。

では、どうすれば感情のコントロールができるようになるのだろうか。

感情のコントロールとは自己管理のひとつである。そして、自己管理は、自己認識ができてはじめて可能になるのだ。自分が何を感じているかがわからなければ、自分の感情を管理できるはずがない。逆に感情に支配されてしまう。

熱意や目標達成の喜びなど前向きの感情ならば、支配されてもまだよいのだが、リーダーが不満や怒り、不安やパニックなど負の感情に支配されていてはならない。負の感情というのは、考える知性を圧倒する。そうなると、目の前のことに集中することができなくなるのだ。

とくに、思いどおりにならないことが起こったときは、言葉を発する前、行動を起こす前にひと呼吸ついてみる。そして、俯瞰してものごとを見てみる。まずは、他人ごとのように見てみるのである。そして、落ち着きを取り戻してから、どのように対応をしていくべきかを考えていくのだ。

リーダーは周囲への影響力が強く、また感情はより周りに伝わりやすい。だからこそ、感情を常に管理していなければならないのである。

私は、物ごとがスムーズにいくようになったのは、感情のコントロールができるようになってからだ。だから、感情をコントロールすることが、いかにプラスの影響を与えるかを実感している。
はじめは、なかなかできず、何度も試行錯誤した。基本は、まずはひと呼吸ついてから、俯瞰して物ごとを見るようにすること。そうすると、意外とたいしたことではないということに気づけるのだ。その繰り返しをしているうちに、物ごとを楽観的に見られるようにもなり、段々と感情の起伏が少なくなってきた。

リーダーとして最も責任ある行動とは、自分の精神状態をコントロールすることではないだろうか。感情を“無“にすることはなかなか難しいことだが、周りに与える影響をよく考えて行動をしていくのがリーダーには求められるのである。

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