仕事には協力者が必要である。人手が足りないところ、自分ができないことを誰かに依頼する場面は多いものである。
しかし、ほとんどの人は選んだ相手のパフォーマンスに、不満を感じたことがあるのではないだろうか?
たしかにやってみないと分からないことが多い。だから、限られた情報の中で判断せざるを得ない。
そこで、「こんなはずじゃなかった!」を極力回避するために、最低限抑えておきたいポイントを挙げてみる。
相手の価値観を知る、理解する
価値観を合否の判断材料にするのではなく、相手の価値観を大事にしてあげることを目的に確認する。
人の価値観はさまざまである。何が良くて何が悪いというものではない。だから、相手の価値観を否定するのではなく、きちんと知って理解することが重要である。
理解した上で、業務上一緒に取り組むことが難しい場合は、もちろん断ればよい。
相手に聞く価値観(生き方や物ごとの考え方
・人生において大事にしているもの
・どんな自分でありたいのか
・仕事において大事にしているもの 例)お金、出世、やりがい、ワークライフバランス
自社(自分)のことを知ってもらう
相手を知るだけでなく、自社(自分)のことを知ってもらうことも重要である。
単なる、会社の概要や経歴だけではなく、仕事への取り組み方や進め方など、目的(理由)も踏まえて伝えるようにしよう。知ってもらっておくことで、コミュニケーションがスムーズになる。
基本マナー
基本すぎて挙げるまでもないかもしれないが、意外とできていない。何ごとも基本が大事である。
基本中の基本の3つのマナー
①挨拶
②言葉遣い
③報告・連絡・相談
コミュニケーション力
仕事では、円滑なコミュニケーションは欠かせない。最近では連絡手段がたくさんある。
電話、メール、チャット。世代ごとで使い慣れているものが違うし、それぞれのツールに対しての価値観も違う。どのツールが良い悪いではなく、状況に合わせて適切に使い分けていくことが大事である。
採用しないポイント
・電話しか使わない、もしくはテキストベースしか使わない人
※フリーランスの場合、チャットのみというような頑なな人が一定数いる
・文章力が乏しい、
カジュアルすぎる、上から目線、誤字脱字が多い文章というのは、文章力だけでなく、
読解力、理解力などほかの基礎力も低い可能性がある。
会話でのコミュニケーションがどうしても苦手な人もいる。しかし、相手の姿勢が前向きかつ自社(自分)でフォローできる範囲なのであれば、一緒に取り組んでみる価値はあるのではないだろうか。
最後に
選ぶ権利は、自社(自分)だけにあるのではないという大原則も覚えておきたい。「選んでやる」という態度ではなく、謙虚な姿勢を心掛け、対等な協力体制を築いていこう。