部下が育たないとなると、マネジメント側の能力を問われるのが一般的である。もちろん、上司は自分自身に目を向け、なぜ育てられなかったのか?を考えることは重要である。
しかし、どんなに教育をしても、本人が育とうとしない、また育たないことある。残念ながら、それは一定数いるものだ。
なぜなら、地球からすべての星は見えないからである。
スキル不足だと感じたとしても、ポテンシャルを見込んでチャンスを与える。できるだけ本人が実践を積めるよう任せてみる。手を出しすぎずにサポートをしていく。そして、どんどん吸収して育っていく人がいる一方で、一向に育たない人もでてくる。
理由として、まず本人が逃げてしまっている場合である。どんなにケアをしても言い訳や自分勝手な主張を押しとおそうとする。本人が育とうとしない例である。
もうひとつが、能力不足である。どんなに本人が努力をしても難しい場合がある。これは、決してその人の能力を全否定しているのではなく、こちらが求める能力には及ばないという意味である。3~6ヶ月くらい一緒に仕事をしていると見えてくる。
上司の役割のひとつは人を育てることではあるが、育とうとうしない、育たない人が一定数いることも頭においてチームづくりをしていく必要がある。