その仕事は大丈夫?怠慢や傲慢さの”手抜き”と要領得た“手抜き”の結果は正反対 

  • 2021年3月29日
  • 2021年6月1日
  • 仕事術
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働き方改革や慢性的な人手不足、IT化、デジタル化といった社会背景もあり、効率化やムダを省くといったことがさまざまな局面で言われている。そうでなくとも、いかにムダを省いて仕事を進めていくかというのは大事なことである。

そもそもの業務過多で忙しい場合もあるが、要領が悪く時間がかかってしまったり、過去の仕事を活かさずに、なんでもゼロからやっていたりすると時間はいくらあっても足りない。なんでも効率化だのデジタル化だのいうのは違和感を覚えるが、例えば決まったやりとりはフォーマットをつくるなど、うまく手抜きをしていくことは必要なスキルではないだろうか。

ただし、このニュアンスを間違えてしまうとクレームになったり、信用をなくすことにもなりかねないから注意が必要である。

私は日頃から、いかにラクをするかということを意識して仕事をしている。誤解のないよう補足すると、自分勝手で、自分さえよければよいということではなく、相手もラクにして自分もラクをするという手抜きである。

しかし、ある仕事で、資料作成を面倒くさがってしまったことで、クレームに発展してしまったことがある。言い訳になるが、連日夜遅くまでの業務が続いていたことや、そもそも外部に渡さない資料をイレギュラー対応したこともあり、「本来は対応しないことを、特別に対応しているんだ」といった傲慢さや、面倒くさがって「この程度なら問題ない」といった怠慢がでてしまったのである。その結果として、クレームになってしまったのである。

注意を受けたときは、カッとなってしまったが、実は対応しているときに、表現を変更したほうがいいなどの気掛かりは少なからずあった。しかし、言い訳の気持ちが先行してしまい、結局は「別に問題になるところではない」「本来ならやるんだけど…どうしよう」と迷ったもののそのままにしたのである。

ただの怠慢による手抜きはごまかせないのだと実感した。周りの人は見抜いてくるのである。

うまく手抜きをすれば、効率化や段取りがいいことも、一歩間違えればクレームといった事態を引き起こすのである。

相手のことも考えての手抜きなのか?それとも、単に自分がラクしたい、面倒だからという怠慢さからくる手抜きなのか?自分自身に問いかけながら仕事をしよう。

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