起業したけれどうまくいかず、だんだんと動くことに恐怖を感じていく理由のひとつに、動けば動くほど方法がなくなってしまうのではないかと思い込んでしまっていることがある
しかし、方法とはそんなにすぐになくなるものだろうか?
生涯におよそ1,300もの発明を行ったトーマス・エジソンの言葉にも「うまくいかないだろう方法を1万とおり見つけただけだ」とある。
方法というのは、動けば動くほどなくなるのではなく見つかるのである。
なぜなら、発見とは、できないことを見つけることで、できることがわかることだからだ。
私は、何の知識もない状態で起業をした。またアイデアを考えたりするのは苦手なほうだ。しかし、たくさんのアイデアや方法を知らなくても、動くことはできた。そうすると、自分だけでない力が加わってくるのだ。アイデアやヒントをくれる人、ツールを教えてくれる人、仲間になってくれる人。たとえうまくいかなくても、動いているうちに知識や経験値が加わっているから、次の方法が考えられる力がついているのだ。
忘れてはいけないのは、「撤退をする」ということもひとつの方法だということだ。そして、動けなくなったまま撤退せざるを得なくなるのと、動いたうえでの撤退とでは大きな差があるのだ。
動けば動くほど方法がなくなるという思い込みを捨てて、いまできる方法をどんどん試してみよう。