WHY迷子になっていない?行動しないとWHYは見つからないこともある

目的を明確にすることは大事なことである。目的がなければ、どこに向かうのか?なぜそれをするのか?が分からない。その結果、何のためにやっているのだろうとやる気が失せてしまう。
しかし一方で、目的が明確にならないこともある。

私は、いまでこそ人生の目的が明確になっているため、壁にぶち当たってもその目的に立ち返り、何のために?をすぐに明確にすることができ、軌道修正も早くできるようになったし、“自分探し“という迷路入りこまなくなった。

自分のやるべきことは?という問いの答えにいきつくには、たくさんの経験があってこそというところがある。1つの仕事しかしたことがない人と、10の仕事をしたことのある人では、自分の好きなことや嫌いなことの明確さが違うのではないだろうか。つまり、なぜ(WHY)自分はそれをするのか?ということは、さまざまな経験を通して形成されていく。

しかし、以前の私は、自分のやるべきことややりたいことが分からず、常に迷っていた。その理由は、人生の目的のようなものが見えていなかったからだと思う。そして、深く考え込んでしまって動けなくなる。そんなことばかりしていた。

同じように、なぜ(WHY)にこだわりすぎ、その答えを求めることを先にしようとしている人は多いのではないだろうか。そうすると、いわゆる“自分探しの旅”といった迷路に迷い込んでいくのだ。自分の情熱が注げるものは何か?やりがいのある仕事は何か?と内へ内へと視点が向かっていってしまう。

しかし、そんなものはあるのだろうか?

私は、何度か転職をしているが、転職のたびに「次は、やりがいのある仕事だ!」と心機一転で新しい環境に飛び込んでいた。しかし、そんな仕事はなかった。結局は、やりたいことを実現する過程には、やりたくないことをやらなければならない時期もある。そういったことに向き合い行動しているうちに、その仕事の楽しさ、つまらなさ、得意や不得意が分かってきた。

行動してはじめて、なぜやるのか?が見えてきて、情熱が沸いてくるのである。もともとにして情熱があるのではない。その順番を間違えて、自分探しという答えのない迷路に迷い込んで足を止めてしまわないように気をつけよう。

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