物ごとがスムーズに進むに越したことはないが、想定外のトラブルやイレギュラーが発生することのほうが多い。そういった経験を通して成長もしていくものでもある。
しかし、行き詰まったときにいつまでもくよくよ悩んだり、原因が分からず無駄に立ち止まってしまっていては勿体ない。
うまくいかないときのパターンはたいがい決まっているものである。陥りがちなパターンを3つ見てみよう。
1 優先順位を間違える
人は、得意なことや好きなことをやりたいものだ。そして、忙しくもないのに、忙しぶって見せるのである。
しかし、得意なことや好きなことだけをやっているだけでいい状態になるには、苦手なことや、嫌いなことをやる期間も必要である。それを飽きるくらいやれてからが、本当にお金になってくるものでもある。
逃げたくて、目を背けたくて“忙しぶる人”になっていないか、優先順位が間違っていないか確認してみよう。
2 努力が目的化する
努力することは手段でしかないのに、目的と化してしまっていることはありがちである。一生懸命だからこそ視野が狭くなることもある。目標を達成することが目的であり、そのためにしている努力は手段のひとつでしかない。「そもそもの目的は何だったのか?」定期的に大きな視点から見ることを心掛けよう。
3 コミュニケーション不足
トラブルのほとんどがコミュニケーション不足から起こっている。また、情報共有ができなければ仕事は大きくならないものである。
メールやチャットのテキストベースは、ラクな面もあるが齟齬が生じやすい。電話や対面して話すということも状況に応じてやるようにしよう。
報告、連絡、相談は最低限やるべきことである。
最後に
何ごとも単純明快なのだが、人はつい難しく考えがちである。うまくいかないとなおさらである。そして、どんどん複雑になり難解な問題になっていく。自分でこじらせているのである。そうなってしまったときは、3つのポイントを見直してみよう。